[大学受験編]高3のクラス

高3の間に塾でやっていたことは前回の通りなのですが、

今回は一方で高校ではどんな過ごし方だったのかを書いていこうと思います。


S幕では毎年クラス替えがあり、文理が分かれるのは高2からだったので、高3は文系クラスだったのですが…


高3のクラスは、6年間で1番楽しかったです。


というのも、クラスの女子が10人くらいだったのですが、その10人のバランスが良く、全体で仲良くなれたのです。


休み時間にわちゃわちゃ話したり、ハロウィンにはお菓子を持ち寄ったりと、純粋に楽しく過ごせました。


素直に「卒業しても仲良くしていたいなぁ」と思えるメンバーだったので、

第一志望に落ちて、同窓会に行くのが億劫になるようなことがあれば嫌だな、と思い、勉強を余計頑張ろうと思っていました。


その中でも特に仲が良かったのがKちゃんです。

彼女はT大志望で、めちゃくちゃ頭が良い人でした。

一方で努力しているのを表に出さずに四六時中ふざけてるような人でした。


Kちゃんといるときはずっとふざけて笑っていたのですが、一方で、対等に仲良くいるには能力的にも対等でいなければ自分が苦しくなることは分かっていたので、努力しようと思える要因でもありました。


例えば、世界史の授業。

高3の世界史の先生は、授業中にちょこちょこ生徒を当てて答えを聞く形式を取っていたのですが、

当てる生徒はKちゃん含むちゃんと答えられる数名に偏っていました。


もちろん私は全く当てられなかったのですが…それが悔しく、当ててもらえるくらい世界史の成績を良くしてやる、と勉強しました。

(たしか最終的にちょこちょこ当ててもらえるようにはなった気がします。)


また、自分の得意な数学ではせめて張り合えるようになりたい、と数学も必死で勉強していました。

数学はテスト返しのときに成績優秀者は名指しされていたのですが、名前が呼ばれないとめちゃくちゃ悔しくて、次回こそは!!と燃えていたことを覚えています。


さて、高校の話に戻るのですが、高校では授業のほかにいくつか講習がありました。

夏休み中に夏季講習、授業期間には放課後講習があり、

私は夏季講習は数学、放課後講習は世界史を取っていました。


夏季講習の数学は特筆することはないのですが、

放課後講習の世界史はとても参考になりました。


国公立2次の世界史論述を解いて解説する授業で、H橋以外にも色々な大学の論述を扱って、知識の覚え方なども教えてもらえたので、塾で補えない部分を補えていました。

(この授業はクラスの友達何人かで取っていたので、そこでわちゃわちゃするのも楽しかったです…。笑)


また、学校としては12月に授業が終わり1月から自習期間だったのですが、

自習期間には英語の先生に英作文の添削をしてもらっていました。

H橋の英語には必ず、3問のうちから1問選んで120wordsほどで答える英作文があります。

なので、過去問1年分につき3問を15年分、つまり45問を全て書いてその都度添削してもらっていました。

元々英語は塾のN先生に添削してもらっていたのですが、何人かに見せたほうが参考になるだろうということで高校の先生に見てもらっていたのですが、英語の担当の先生の添削がとても分かりやすく、英語で文章を書くポイントなども細かく教えてくれて、すごくためになりました。

基本的にはとても厳しく、丸ごと書き直しとなることもしばしばあったのですが、そのおかげで卒業してからも英作文には困っていないので、本当にありがたい経験でした。


さて、時系列は前後してしまったのですが、次回からは直前期編、ということで、模試や受ける大学決めの話をしていこうと思います。

お楽しみに〜

[大学受験編]熱血担当との出会い

センター同日模試も終わり、そろそろ春休みを迎えるある日。


いつものように塾に向かうと、受付に知らない男が座っていました。

ぐりんぐりんの長髪に赤縁メガネ、ツルツルのベストの大男がやたら大きな声で生徒と喋っていました。


なんだこの人…と思いながら通り過ぎようとすると、ちょいちょいちょい、とその人に呼び止められ、

「キミ、アヤカちゃんだよねぇ〜?新しく来たNです!よろしくねェ〜!」


それがここから1年、めちゃくちゃお世話になるN先生との出会いでした。


それからしばらく、見かけるたびに話しかけられ、適当な雑談をし…


なんかこの人やたら話しかけてくるな…と思ったら、ある日「ところでオレ、君の担当になったわけだけど知ってた?」と言われました。


いや初めて聞いたわ!!


「というわけで面談するヨ〜面談ブース来て!」

と言われるがまま面談ブースに向かうと、

「H橋さ、受かりたいならもっと全力でやらなきゃいけないわけだけど、付いてくるつもりある?」

と聞かれました。


ちょうど気合を入れ直したところだったので、

ありますよ!!と答えたら、

「じゃあこの春休み中に世界史全部完璧にしてね!はい面談おしま〜い!」

と言われました。


ハァー!?やってやろうじゃないの!!


そこからN先生の熱血指導は始まりました。

N先生はいつも私を煽り、「これまだやってないの?」「じゃあできないの?」「やる気ないの?」などと言って、私に山のような課題を課し続けました。


てっきり他の人にも同じ指導をしているのかと思いきや、他の人の様子を見ると優しく接していたりして、「なんで私にだけこんな煽ってくるんだ!!」と怒りながら(笑)課題を消化する日々でしたが、多分そういう対応が私に1番合ってると見抜いていたんでしょうね…。笑


思ってみれば、Y先生然りN先生然り…

私にはやたらとプレッシャーをかけてくる熱血教師にビシバシやられるのが性に合っているんだなぁ…とつくづく感じます…。


N先生に課された個人課題は、時期別に以下の通りです。

4.5月…世界史教科書暗記

6月…Mビスの世界史授業3周、文系プラチカ

7.8月…鉄壁(英単語)暗記、センター(2次科目)過去問15年分、英文和訳プリント

9月…GMARCH経済学部過去問全科目各3年分

10月…旧帝大(北大、東北大、名大、阪大、九大)経済学部過去問全科目各5年分、和文英訳プリント

11月…H橋大過去問全科目8年分、英作文プリント

12月…W大政経、KO経済過去問全科目5年分、センター(2次科目)過去問5年分

1月…センター(残りの科目)過去問15年分、H橋大過去問残り


これに加えて、塾の授業消化をしつつ、高校では高3になってからは放課後の講習なども始まっていました。


書き出してみたらこんなもんか、という感じもしますが、

平日は毎日だいたい高校が終わって16時くらいに塾に着き、19時には帰っていたので、(お腹が空くと集中できないのと、夕飯は家で食べたかった)

3時間以内にその日のタスクを終わらせるのはなかなか大変でした。


特に、9月10月の過去問シーズンは、1日で1校分を終わらせたかったので、3時間以内に英国数を解いて丸つけして復習をする、というのがしんどかったです。


まぁ、そのおかげもあってか、解くスピードは最終的にものすごく早くなって、センター数学は20分くらいで終わるようになっていました。


ちなみに英〜プリントはN先生のオリジナルプリントで、その場で採点してけちょんけちょんに言われて返される、というなかなか過酷なものなのでした…。笑


次回!一方、高校での過ごし方は…。お楽しみに〜

[大学受験編]中学からやり直し?

通うことに決めたK塾Mビスは映像授業の塾だったので、

取る授業を科目ごとに選ぶ必要がありました。


H橋経済は国立なので、

センターは英、国、数(1A2B)、社(2科目)、理科基礎(2科目)

2次は英、国、数、社(1科目)。


塾のスタッフさんに相談しながら、とりあえず最初は英国の基礎から始めることにしました。


中学1年の最初から全く勉強していなかったので、

授業を受けているとほとんど初めて知ることばかりで、純粋に楽しかったです。

(be動詞と一般動詞の違いも聞くまで分かっていなかったです!)


塾にはカリキュラムとかを相談する社員さん以外に、

細かい学習相談などを受ける大学生のスタッフさんがいて、授業を1コマ受けるごとに何をやったか話す時間が設けられるという仕組みなのですが、

部活も辞めて話し相手があまりいなかった私にとって、大学生のお兄さんお姉さんとわちゃわちゃ雑談できるのがとても楽しくて、第二の部活のような感覚でした。


特に私の通っていた校舎の人たちは変わった人が多くて、一緒にお絵描きしてくれる人もいれば、筋トレについて語ってくる人もいました。


そんなこんなで楽しく塾で基礎固めをするうちに、成績も少しずつ上がっていき、高2の最後には平均より少し下くらいに届くほどになっていました。


基礎って大事だなぁ〜


ただ、まだ自分が受けてる授業は高校の他の友達に比べたら全然下の方…。

H橋は諦めた方がいいのかな、なんて思い始めていました。


高2の夏休みには、一応他の候補も見ておこうということで、O阪大のオープンキャンパスに行ったりもしていて、

この頃から宝塚歌劇が好きだったので、

「宝塚にも行けるしH橋より難しくないしここでもいいかも…。」

なんて思っていました。

(経済学部のキャンパスが宝塚線沿いにあるのです!)


その頃ちょうどセンター試験の同日模試があり、帰り道で偶然一緒になった高校の友達に

「実はH橋目指そうと思ってるんだけどさ…今平均行かないくらいで無理な気がしてるんだよね…」

と言ってみました。


すると、

「文系クラスって30人くらいだからさ、平均ってことは15番くらいじゃん。うちの高校はクラスの上位5人くらいはT大行くから、H橋だったら7番くらいになればいいんでしょ?

30番から15番に上がったなら、あと1年で7番まで上がるのは無茶じゃないよ!」

と言われました。


たしかに!!!!


じゃあ超頑張れば行けるじゃん!!やったー!!


ものすごーい単純な頭をしているので、そう言われてやる気を取り戻し、これから1年全力で頑張るぞ!と気合を入れ直すことになりました。


このコメントは本当に目から鱗で、多分これを言われてなければ諦めてたかもな…ってくらいなのですが、

これも後日本人に聞いたら覚えてないと言われました。笑


さて、そんな最中。私の運命が変わる出来事が起こります。

塾の担当の社員さんが会社を辞めることになり、担当の社員さんが新しい人になったのです。


次回!「誰だこのうさんくさい男は!」お楽しみに〜